たてぶろ

たてはが思っていることをつらつらと書くだけです。

仕事の話をする。

仕事の話をする。

新卒で入った会社に3年つとめてやめて、今2社目にいるけど、またやめようとおもっている。2社を経験して感じたことなどを書いておく。これは、自分が転職をする上で何を軸にするか、よい振り返りになると思う。

 

1社目の会社は、とにかく一緒にはたらく人がよかった。今でもイベントごとのときに呼んでくれて、たのしくお酒をのんだりする。(仕事で花見の会に行けそうもないのがほんとうに残念………)しかも、同期や年の近い先輩・後輩だけでなく、わたしの生まれた年に入社したおじさんや、上司とも飲み会の場でざっくばらんにというか、仲良く(!)お話ができる環境だった。むしろ上司に酒をつぎまくり、めちゃくちゃ飲ませて、二軒目にカラオケに行った際に大塚愛さくらんぼをいれて歌わせたりなどをしていた。(酒をつぐのも義務感からではなく、純粋にのませるとおもしろいのでのませていた)

飲み会の話ばかりだけど、仕事の内容はそんなに嫌なものばかりではなかった。もちろんつらいこと(変なお客さんにあたったりとか)もあったけど、やりがいを感じる部分もあったし、あとは仕事中の移動時間がとても長かったので、息抜きになっていたんだと思う。ただし、わたしは営業ではなかったんだけど、少し営業的な役割を求められるのは少しつらかった。

一番やめた原因として大きいのが、周りがみんな働きすぎなことだった。まず有給を使う文化がない。まわりみんな年に1回あるかないかの体調不良のときくらいしか休まない。そして、上のひとたちの残業時間はとても多かった。お子さんを育てながら共働きをしている女性もいたけど、保育園のお迎えがあるからとそこそこの時間で帰りながらも、その後遅くまで家で仕事をやっている状態だった。自分が将来そのように働いているのを想像できなかった。

ここで働いていく姿が想像できないなあと思っていたこともあり、結婚を機に転職した。

 

知っているひとは知っていますが、私は今、夫と同じ会社で働いている。

今の仕事を選んだ理由は、休みが取りやすい文化のある会社であること、夫と同じ職場であることの2つです。

1点目の休みについては、前の会社でなんだかなーと思っていた部分なので、その点では今の会社は非常によいと思っている。前の会社ではせいぜい年間5日程度しか休めないところ、わたしはこの1年間今の会社で20日以上休みをとっている。

2点目については、今会社の近くに住んでいるので、本当に通勤が楽。通勤時間が短いということは、自由に使える時間が増えるということでもある。そして、夫と帰りの時間が合えば回転寿司に寄って帰ることもできる…………(今日も寄りました)(わたしはすしがだいすきです)

 

以上の2点のように、非常によい点があるにも関わらず、やめようと考えている。

というのも、1年間働いて、今の会社について見えてきたことがある。

まず1つ目、企業文化があわない。絶望的に古い考え方だし、保守的。社長が非常に強い力をもっており、下っ端に変えることのできる部分がとても少ない。社長や上司だけでなく、先輩にまで過剰に気を遣う。他の部署は他人。一緒に仕事をしているという意識がない。社員を大事にしない。コストコストというが金のことしか頭になく、時間をコストだということを認識できていない。などなどなどなど。異文化でした。これは入ってみないとわからないので仕方ない。。。

2つ目、仕事内容が合わない。合わないといっても、いわゆるやりがいの部分だと思う。今の仕事にはやりがいがない。私は前の会社で働いていたときは、休みさえあればよい、同じ時間働いて同じような給料をもらうのであれば、会社の社員として働くのにそこまで違いはないと本気で思っていた。でもそれは、間違いだった。前の仕事内容にそこそこ満足していたからこそ思えることだった。これは本当に間違いなので、そう思って仕事を選ぼうとしている人に考え直して欲しいと思っている。今の仕事はつまらないけど続けていられるという人は、実はそこそこ満足しているのではないかと予想。(もしかしたら本当に割り切って働けるひともいるかもしれないけど…)そしてうちの会社はいわゆるジョブローテーション制度があり、今後すきでもない仕事を次から次へと覚えていかなくてはいけないというのも非常にマイナス要素と感じている。

 

 

話はかわるが、このあいだ、NHKのプロフェッショナルという番組をみて非常に感動した。

あの有名youtuberのヒカキンさんの仕事の様子に密着していたのだけど、企画から投稿までのプロセスを一人でこなしているということだった。そこには妥協が見えなくて、少しでも多くの人を笑わせたい、自分の動画で嫌な気分になる人が出ないようにしたいということを言っていた。本当にプロだなあと思った。

少し前「好きなことで生きていく」というコピーでyoutubeの宣伝があった。

好きなことで生きていくなんていいなあといったことを思いがちだけど、「好きなこと」は「好きなこと」であって、「楽なこと」ではないと改めて思った。

そして、「好きなことで生きていく」というのはあながち間違いではないのではないかと思った。というのも、趣味を仕事にしろと言っているわけではない。人生の大部分をしめる仕事だが、仕事の中にも向き不向き、好き嫌いがあるし、そこには向いている仕事、好きな仕事を持ってきた方が絶対によいはず。

みんなが一番好きなことを仕事にするのは難しいと思う。でも、よりすきな仕事を選ぶことで、つらいことがあっても、きっと仕事が少しだけ楽しくなって、続けられるんじゃないかなと思った。

 

プロフェッショナルではプロゲーマーのウメハラさんも特集されていたんだけど、わたしはわりと彼に親近感を覚えた。新しく、遊んでいるとみられるような仕事で、苦悩などがたくさんあるということだった。今わたしが楽しく遊んでるだけのゲームでも、お仕事にするということは大変でつらいことも当然生まれてくる。夢のような響きのプロゲーマーという職業でさえ、つらくて大変そうな部分が見える。仕事につらいことがでてくるのなんて当たり前かなと思った。でも、好きなことだからこそ続けられるのだと思った。

 

つまり何が言いたいかというと、自分の好きなことは絶対に仕事にできない!(絵を描くのは好きだけど下手くそ〜とか、音楽は好きだけど才能は別にない〜とか)と思っていても、好きなことが仕事にできないなら他なんでもいいと思わないでほしいということ!

現実的になれる職業の中で、これすきかも・これは向いてるかもというレベルでいいので、ちゃんと選んだ方がよいということ!条件だけで選ぶと失敗することもあるという話でした。(もちろん条件も大事だけどね)

 

 

結論から考えると、わたしは自分に向いている仕事でなおかつハイパーホワイト企業に入りたいということになりました。そんなの入れたら苦労しねえ…………。

でも、休み全振り仕事内容0ではなく、バランスを考えて仕事を選んでいこうと思いました。